NEURODIVERSITY・UNITED
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ニューロダイヴァーシティ  

 

「ニューロダイヴァーシティ」とは、 「脳神経の多様性」のことです。人類の脳とマインドには無限のヴァリエーションがあります。

 

あなたがニューロティピカル(定型脳)か、オーティスティックか、あるいはその他のニューロマイノリティかーそれはあなたの脳全体の、様々な部位における‘覚醒の度合い’と、そのバランス関係によって決まります。‘人類’という巨大な生物が進化し続け、その生命を維持し続けるためには欠かすことのできない天然のヴァリエーションです。

 

私達人間は脳形式の違いにより、それぞれが異なる生態的役割を担っています。誰もが人類の発展と存続に不可欠な働きをしています。しかし、私達の生きる社会は未だ多くの無知、偏見、差別に満ちており、ニューロマイノリティも迫害の対象とされています。

 

アメリカでは、黒人奴隷が苦役から逃げたがることは遺伝的な精神病であるとされていました。医師によりドラペトマニア(逃亡奴隷精神病)という病名が付けられ、学会で発表され、医学書にも記されていました。正式な治療法として鞭打ちが処方されていました。

 

私が子供の頃には、左利きは“障害”とされていました。左利きの子は大人に叱られて右手を使うように矯正させられ、差別やいじめの対象となることもありました。今でこそ左利きは健全な「違い」とみなされるようになり、無理に矯正することは脳の発達に有害であるという事実が知られ、左利き用のはさみやスポーツ用品なども普及しました。

 

少し前まではセクシュアル マイノリティも“障害”とみなされ、電気ショックや危険な薬物投与などが行われていました。米国精神医学会は1973年に同性愛を精神障害として扱わないと決議し、WHOは1990年に、日本精神医学会は1995年に同様の発表をしています。しかし、社会のセクシュアル マイノリティに対する偏見や差別は未だ深刻な問題です。

 

ニューロマイノリティも他のマイノリティと同様の経過をたどっています。未だに薬物投与および被害者たちがその危険性を訴え続けている“矯正セラピー”などが、幼い子供にさえ

も当然のように施されています。そして、マジョリティと異なる脳の働きを持つ人間を人類から排除するための研究と商談が行われています。

 

【人生の目的とは、マジョリティの側に属することではなく、気づかぬ間に狂人のランクに仲間入りしてしまうことを逃れることにある】-マルクス・アウレリウス(第16代ローマ皇帝)

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© Miyuki Kuwasawa - September 6, 2017